音響特性の良い部屋の選び方

2018年4月9日

どうも

 

僕はいま引っ越しを検討していて部屋を探していますが、なかなかいい部屋が見つかりません。

特に音響面で僕が出せる家賃以内に抑えるのが難しくてこずっています。

 

そんな僕の音響面の優れた部屋の探し方を紹介します。

 

建築方法

 

スピーカーで音を出すので横の部屋に音が漏れない部屋を選ぶ必要があります。

 

主に建築方法は3種類あります

  1. 木造
  2. 鉄骨
  3. 鉄筋

 

上記のなかで防音面を選ぶとしたら間違えなく

3の鉄筋です。鉄の筋がぶっ刺さってるコンクリートの壁ですので、スピーカーから1mの地点で120dBとか出したりしなければ文句は言われないと思います。

 

ちなみに木造はその名の通り木で建てられている建築で

鉄骨は柱が鉄名だけで壁はただの木であることが多いです。

 

費用面でどうしても鉄筋に住めない場合は木造をおすすめします。

理由として

  • 安いので広い部屋を借りれるため
  • そもそも木造に住む人は多少の音漏れを気にしない

 

上記の二点でしょう。

広い部屋というのは次の項目にもつながる利点がありますが、音は距離を稼げば小さくなります。

どれぐらい小さくなるかというと

 

距離が倍に伸びると約6dB減衰します。

僕は1mで80dBで作業しているとして隣の部屋まで4m離れれば68dBまで落ちるのでそこら辺の雑音と変わらないレベルになるでしょう。

木造を選ぶ場合は広くて角部屋だと音漏れの心配をしなくてもよさそうですね。

 

部屋の広さ

 

部屋の広さですが、一辺が5m以上あるとキャンセリングが起こる周波数が68Hz以下になるのでお勧めです。

 

高域とか中域に関しては壁との距離でどうとでもできますが低域に関してはこの距離が重要になります。

 

キャンセリングが起こる原因としては以下の図を見てください

 

無1.png

 

わかりずらいと思うので解説を

仮に部屋が3.4mとします。

スピーカーの絵をかき忘れましたが100Hzの音が鳴っているとします。

 

音速は約340m/sです

これを100で割ると3.4という数字が出ます。

この数字は100Hzが1振幅するときの距離となります。

 

つまり3.4mの部屋で端から100Hzを出すと反対の壁に到達するときちょうど1振幅します。

 

この音が跳ね返ると100Hzは打ち消しあい、完全に消えるわけではないですが、他の周波数帯と比較してかなり落ち込むと思います。

 

100Hzというとかなり大事な周波数です。

ここが抜けたら低域のモニタリングなんてできたもんじゃありません。

 

ちなみによく聞きがちな「六畳一間」

六畳のありがちな配置をご確認ください。

無題.png

↑六畳一間のありがちな配置です。

縦に畳が4枚並んでますよね?もうお気づきかとおもいますが、

畳の短いほうの辺は90cmなので4枚で360cmです。

 

先ほどの計算式をもとに計算すると

340m÷3.6m≒94Hz

もうほとんど100Hzです。六畳一間にお住みのお方はご愁傷様です。や、今の私なのですが()

 

実際私の部屋で周波数図ると100Hzが異常に落ちます。

100Hzのサイン波をならすと部屋全体が鳴り始めてスピーカー方面から音が聞こえないです。

身をもって六畳一間はやばいといえます。「このスピーカー低域おかしいな」と思ったら部屋を疑ってください。

 

最後に

 

誰かピンチケ価格で住める賃貸紹介してください。もちろん上記の条件をクリアしている物件です。よろしくお願いいたします。