DMG audio TrackComp 解説とちょっとレビュー

2018年3月5日

どうも

DMG audioとかいう最近強いことで人気と知名度が上がっているメーカーのコンプレッサーを紹介します。

DMG audio TrackComp

 

このコンプの特徴

 

特徴は以下の5つのモードから

  • DMG(オリジナルデジタルコンプ)
  • E-channel(SSL Eseriesのチャンネルストリップのコンプのモデリング)
  • G-bus(SSL Gseriesのバスコンプ(マスターコンプ)のモデリング)
  • 76D( Urei 1176LN Rev Dのモデリング)
  • 2A(Teletronix LA-2Aのモデリング)

と非常にたくさんのモデルを選べて

1万円を切る非常にお手頃価格なところでしょう。ピンチケなので安いだけで興奮します。

 

DMGモード

 

 

オリジナルのコンプです。

非常にたくさんのパラメーターで設定を突き詰めれます。

 

RMS:0だとピークに反応するコンプになります。1000だとRMSに反応するコンプになります。 間はブレンドです。

 

KNEE:低いとハードで高いとソフトです。 ハードだとスレッショルド引っかかるとすぐに圧縮されますが、ソフトだと緩やかに圧縮されます。

 

CURVE:コンプのキャラクターを変えれます。Log1~3はデジタル的でLin1~3はアナログ的、Sはそれらの組み合わせです。あんまり気にしなくてもよさそうな項目ですが個性を出したいなら研究してみるのもいいかもしれません。

 

S/C HPF:ハイパスもしくはローパスのサイドチェインがいれられます。たとえば150Hzのハイパスに設定すると150Hz以下はコンプの影響を受けなくなります。

 

この4つの項目を見てわかる通り自由度が高いのでどんな楽器にも使えてステキです。初心者には難しいかもしれませんが、勉強にはもってこいのはずです。

 

E-channelモード

 

 

SSLのEシリーズのチャンネルコンプのモデリングです。

SSLとはsolid state logic社というイギリスのミキシングコンソールメーカーで、日本国内のレコーディングスタジオのミキシングコンソールではシェアが7割以上とかのメーカーです。

私はEシリーズに触ったことないので音に関してはノーコメントです

 

ATACK:確かSSLのチャンネルコンプはアタックが無かった気がする(うろ覚えですがリリースのノブを引っ張るとアタックが速くなった気がします)のですが、このアプリではいじれます。やったね!

RELEASE:赤線が引いてあると思いますが、実機での最大値と最小値のラインです。alt(macではoption)を押しながらスライドすると赤線の上でグリッドする優れものです。

 

G-BUSモード

 

 

SSL Gシリーズのバスコンプ(マスターコンプ)をモデリングしたモードです。

いわゆるRMSコンプでコンプでつぶした感が出にくいやつです。

 

何故か知らないですがGシリーズが人気でGのバスコンプを抜き出したハードウェア等もでるほど。

 

RATIO;2:1、4:1、10:1で選べます。

 

AUTORELEASE:リリースタイムをいい感じに自動でやってくれます。

 

またこのモードではタックとリリースをALT押しながらスライドすると赤線内を一定間隔でグリッドしてくれます。

実機のアタックリリースにグリッドがついてたからそう言った機能が付いたのだと思います。(実機がどうだったか忘れましたがバスコンプ系はノブにクリックがついてるものが多いです)

 

現物の音を覚えてないので何とも言えないですが、バスコンプとしては優秀で、僕はかなりの頻度で使っています。

 

1-3.76Dモード

 

 

Urei 1176LN Rev Dのモデリングのコンプです。

 

エンジニアがレコーディングのかけ取りにもミックスのトラックにもなんにでも使いたがるみんな大好きなやつです。

特徴は高速なアタック、早すぎです。何でこんな高速なアタックのものをかけ録りに使っていたんだ、、、

 

RATIO;4:1、8:1、12:1、20:1、ALLに対応しています。そう、僕が大好きな全押し対応です。

 

ATACK/RELEASE:有名な話ですが、現物はアタックとリリースの捻る方向が逆(左に回すと遅く、右に回すと早くなります)でしたが、このプラグインは標準通りです。間違えないでね。

 

Q BIAS:簡単にいうと制度です。マイナス方向に行けば正確にスレッショルドを超えた値をたたきますが、+方向だとスレッショルドの前後でたたきます。

 

音は、、、76に関しては誉めれないです。まあ他がよすぎるのもあるんですが、このモードはう~んけっこうアタック早いのでリダクション量増えるとすぐバチって言います。僕がかけすぎなのもありますがね、ガハハ

普通の人だと普通に使えると思います。

 

76はProtoolsの標準で入ってるのが一番と思います。UADは試してませんが現状それが一番僕ごのみです。

 

2Aモード

 

 

Teletronix LA-2Aのモデリングです。いわゆるオプティカルコンプです。ゆるふわ~~ってかかるやつでかけ録りとかに使いたいですね。

 

RATIO:compだと3:1でlimitだとリミッターになります。

 

ATACK/RELEASE:ALT押すと変なところに連れていかれます。推奨値でしょうか。

 

RESPONSE:低域の反応具合です。0に近いと低域に引っかかって100に近いと引っかかりにくくなります。サイドチェインに似てますね。

 

Brightness:低いと暗い感じの音になり、高いと明るい感じの音になります。色付けにお使いください

 

現物は聞いたことないけどゆるふわ~~ってかんじで穏やかな気持ちになれます。ベースとかを自然に整えたいときに使いますね。

 

まとめ

 

・DMGモードは細かく設定できます(ここ使いこなせば他の設定モードいらないです)

・G-BUSと2Aはかなりいい感じ

 

公式サイトから一か月デモできるので是非してみてください。

 

DMG audio TrackComp