ステレオXLRケーブル(キャノンケーブル)の作り方

2018年4月29日

どうも。

 

今回は頼まれたので20mのステレオXLRケーブルをつくりました。

折角なので記事にしました。

 

1.そもそもXLRとは?

 

いわゆるマイクケーブルとかキャノンケーブルって呼ばれるやつです。

こういうの↓

 

 

2.材料

 

今回はDJ聞きとミキサー間のケーブルということで音質は重視しなくてもよさそうだったので安いコネクターと長く引き回しても大丈夫そうなケーブルを用意しました。

 

コネクター

 

トモカ電気 3-11EB (XLRメス)

トモカ電気3-12EB (XLRオス)

 

こちらのコネクターはトモカの店舗で買うとサウンドハウスより30円くらい安く買えます。

この価格でノイトリック(プロ音響業界標準のコネクター)と同じ作り方ができて金メッキなのはこれが一番安いのかと思います。別に銀でもいいのですが。

 

ケーブル

 

MOGAMI 3106 (2芯平行ステレオケーブル)

個人的にアナログオーディオケーブルはMOGAMI単推しなのでこちらにしました。

これだと2本のケーブルがつながっているので一本のケーブルの端末を加工してステレオにしたりとかしなくていいので楽だからこれにしました。

 

余談

 

僕が普段使っている組み合わせは

NEUTRIK NC3FXX-B(XLRメスコネクタ)
NEUTRIK NC3MXX-B(XLRオスコネクタ)
MOGAMI 2534(4芯シールドケーブル)

となります。半業界標準的な組み合わせです。

 

またケーブルはCANARE L4E6Sを使ってる組み合わせの方がPA業界では見かけます。レコーディングだと半々くらいですかね。レコーディングだと上記の2本以外も多くなんでもありです。

よく言われいてるのがカナレはケーブルがしなやかで扱いやすい。モガミは帯域のバランス、広域のノビがいいとか。

 

僕は音の違いとか分からないので精神衛生上モガミを使っています。

 

作り方

 

まずケーブルの真ん中を適当に割きます。

 

 

熱収縮チューブをかけます。

 

 

コネクターのスリーブを先に入れておきます(これ忘れると1から作り直しです。)

 

 

先を2センチ剥きます。

剥き方についてはこの記事に書いてます。

 

 

 

中身です。

 

 

ワイヤーストリッパーとかで剥きます。

あと、余計なビニール線みたいのもあるのでそれはカットしちゃってください

 

 

予備はんだをします。

上記の画像の線の先をはんだごてで温めてはんだをしみこませます。

画像とりわすれちゃった。てへ

 

そしてコネクターも予備はんだをします。

 

 

利き手の反対側からはんだします。

コネクタに載っているはんだを溶かして溶けている間にケーブルを差し込み1~2秒くらい待ったらはなして、固まるのを待ちます。

 

 

これでスリーブをかぶせてくるくるしたら完成です。

 

 

これを4か所(オス*2、メス*2)つけたら

最初につけた熱収縮チューブをライターとかで温めて

 

 

チェッカーとかで導通チェックしたら

 

 

完成です!

 

 

画質?気にしないでね

 

このケーブルは二対の片方に文字が書いてあり片方はなんも書いて泣く、LチャンRチャンがわかりやすくなっておりますが、

視認性をさらに上げたかったらLチャンの根本に結束バンドをつけておくとわかりやすいです!

 

 

これで本当の本当に完成です!

 

さいごに

 

ケーブルは基本的に買うより自作した方がコスパがいいです。20メートルのケーブルですが、6000円くらいで作れました。

自称音質派のオタクはケーブルを自作していきましょう☝

DIY