【令和最新版】DTM・音楽向けのPCの選び方【自作PC】

2024年8月8日DTM、音響、音楽関連,PC・スマホ・ガジェット

2020年を最後に書いてなかったんですが、いろいろCPUのあれこれが変わってきたので最新情報を共有します。

OS

Logic使いたかったらMACを買いましょう。
いまは知らんがProtoolsはWinの最適化を後回しにしてるので、ProtoolsもMACがいいと思います。
つまりDAWによってOSを決定します。

CPU

最新のものがいいです。
ただし、Windowsに限ってはARM CPUは避けましょう。

Intel VS AMD

大差ないですが、Intelは13,14世代でありえん不具合が出ているのでAMDがいいんじゃないかなと思います。
最近のIntel(macのMも)はLittle.bigですが、DAW側が最適化していれば特に問題はないっぽいです。

X3D

AMDはX3Dというキャッシュメモリが多いモデルが出てますが、これの有無もパフォーマンスに影響します。

画像引用元:scanproaudio
画像引用元:scanproaudio

と二つのグラフを見てもらいましたが、一つ目はエフェクトプラグインをさしまくったときのテストで、二つ目はインストゥルメントプラグインをさしまっくったテストです。

簡潔に結果を述べるとミキシング中心の方は非X3D、作曲中心の方はX3Dを選ぶとよいです。
7000番台のX3Dはベースクロックが非X3Dと比べて低いので、それが影響しているみたいです。

つまりはミキシング能力はクロックに依存するので、9000番代でベースクロックが揃えばX3D1択になるかもしれません。

メモリ

多ければ多いほどいいです。
クロックは高いほうがパフォーマンスは出ますが、低いほうが安定するのでオーバークロックメモリとかじゃなくていいです。

どうしても高クロックがいいって方ははネイティブでクロックが高いものを選びましょう。
正直パフォーマンスを増やしたいならメモリの載せ替えるより増設のほうが効果出ます。

ストレージ

システムはSSD必須です。容量は最低500ぐらいほしいですね。
みんな大好きNative InstrumentsのKompleteはstanderdで260GB、ultimateで770GBを食います。
僕は音源用のストレージはシステムと分けていますが、それらをインストールできるは容量は確保しましょう。

データ用ストレージ

DAW次第ですが、特定のDAWは波形を切ると、切った後の波形をオーディオデータとして勝手に保存するDAWがあります。Protoolsのことです。(今は知らん。10はそうだった。)
つまり、そういうDAWはSSDのTBW(書き込み耐久容量)をごりごりに削るのでHDDにするといいです。

逆にそういうDAWじゃなければ(僕の手持ちだとCubaseとか)データもSSDでいいです。
おそらくcubaseはプロジェクトファイルにこの波形は〇sampleで切ったみたいな情報を書いてるだけなので、TBWをごりごり削るとかはないです。

音が変わるというバカもいますが、気にしたら負けです。

グラフィック

最近のVSTプラグインはGPUでGUIを描画するものが増えています。
つまりグラフィックがしょぼいとカクツクかもしれませんが、最新世代のCPUなら内蔵のものでもいいと思います。
ただし、メモリがグラフィックに持ってかれるので可能ならGPUを積みましょう。

逆に言うとGPUでGUIを描画していないっぽいizotopeとかはいくらいいGPUつんでてもカクツきます。
Ozone11とかは5950x+4070Ti Superでカクツクからな、ボケがよ。

今から買うならRTX3050あたりがコスパ良いのではないでしょうか。

マザーボード

USBのコントローラーしだいでオーディオインターフェースは不安定になるので、マザボのUSBコントローラーを調べましょう。

Renesas製なら安定することが多いですが、オーディオインターフェースメーカーが公式で推奨しているUSBコントローラーのメーカーがあったりするので、それを確認しましょう。

たとえばRMEならFresco、Via VL912、NEC、Renesasとか公式サイトに書いています。
UADならTexas Instruments、Etron、Fresco Logic、ASMediaとか

マザボメーカーが公表していない場合は涙を流して推奨コントローラーが乗っているPCIe-USBカードを買いましょう

電源

電源はぶっちゃけなんでもいいですが、電源だけは容量さえあれば買い替えずにずっと使い続けることが可能なので、大容量(700W~)かつ、日本製コンデンサーの使用を公言している電源を買いましょう。

SeasonicやSilverStoneはモデルによってはそのような公言をしています。

ファン

CPUファンは静穏性を考えたらとりあえずでかいサイズのものを選びましょう。
14cmファンの空冷か360mm以上のラジエーター簡易水冷でしょうか。

ケースファンは耐久性を考えればオウルテックが販売している山洋電気製のファンがいいです。

まとめ

ファンとか電源とか使いまわせるものは高耐久のものを選び、CPUとかメモリとか世代が変わると使いまわせなくなるものはできるだけ最新で、安定性や安全性を考慮して選びましょう。

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