DAW、DTM系ソフトがARM版Windows対応へ【Qualcomm Snapdragon 2024 Summit】

DTM、音響、音楽関連

Qualcomm Snapdragon 2024 SummitでDTM関連のニュースがいろいろ発表されたので紹介します。

ARM版Windows向け DAW プレビュー版公開へ

  • Cockos Reaper
    • ARM版プレビューを公開済み
  • Steinberg Cubase / Nuendo
    • 近日公開
  • Reason Studios
    • 2025年初頭プレビュー版を公開予定

と各社がARM版Windows向けプレビューを発表しました。

ARM版Windows向け オーディオインターフェースドライバー 2025年公開

Steinberg(YAMAHA)とFocusriteの両社は、ARM用に最適化された独自のASIOドライバが2025年中に登場することを発表しました。

またこのイベントではSnapdragon Soc搭載PC上でCubaseとIXO22(オーディオインターフェース)の動作が披露されております。
また、レイテンシーはギタリストが演奏するのに問題ないぐらい低かったそうです。

ARM版Windows向け オーディオドライバー 2025年リリース予定

ARM版Windows向けASIOドライバーとUSB Audio Class2を2025年中にプレビュー版をリリースし、完成次第Windowsに標準搭載予定。

Microsoft、Qualcomm、Yamaha三社共同で開発を進めるそうです。

注目すべきはASIOドライバーもWindows標準で搭載するとのことで(x86、ARM問わず)、もしかしたらカーネルミキサーなどの問題も解決するかもしれません。かもしれません……

Windows MIDI 刷新

WindowsのMIDIは仕組みが古かったのでARM対応ついでに全部直すそうです。

主に

  • MIDI2.0対応
  • ARMデバイス対応
  • MIDIのレイテンシー低減
  • 過去APIとも互換があるので、過去のデバイスやソフトでも問題なく使える
  • プレビューは近日公開

まとめ

ARMアーキテクチャは、音楽制作の分野に大きな変化をもたらそうとしています。低消費電力、低発熱という特徴は、モバイル環境での音楽制作に最適です。

すでに主要なDAWソフトウェア (Reaper、Cubase、Nuendo、Reason) がARM に対応を表明しており、Steinberg (Yamaha) と Focusrite は ARM 用の ASIO ドライバを開発中です。

さらに、WindowsにUSB Audio Class 2とASIOを標準搭載予定で、危機の柔軟性が高くなります。

MIDI2.0のネイティブサポート、APIの刷新も、Windowsにおける楽曲制作の柔軟性が高くなります。

今後Microsoftや各社の動向に期待です。

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