アニソンのハイレゾを聴き比べてみた

2018年5月6日

 

どうも

アニソンのハイレゾの記事を書いてほしいとイェッタイガーで有名なオタクにたのまれたので書いてます。

 

今回の聴き比べ方法

 

音源

 

ハイレゾ音源はほぼほぼCD音源と音量が違います。ハイレゾ音源のが音量が小さいです。

人間の耳は不思議なことに大きいほうがいい音に聞こえるという厄介な構造をもっています。

なので今日聞き比べた音源は約-14lufsで出るようにdawで調整しました。

 

ちなみにこのLUFSというのは簡単に言うと音圧の単位でその楽曲の平均音量を示していると思ってもらっていいです。

またこの数値が高ければ高いほど音が悪いと思ってもらっていいです。平均音量が高い=抑揚がなく音楽的な表現に問題が生まれるので。

最近のアニソンでは-6~-8くらいのものが多いですがランティスはこの数値が-5とかまで行くものが多いです。

 

現代ではラウドネスノーマライゼーションというものがあり、一定の音量で再生しようという試みです。

youtubeの場合は-14LUFS,iTunesの場合は-16.5LUFSらしいです。

今回の検証はYOUTUBEとおなじ-14LUFSで行うことにしました。

また音源はすべて24bit/96kHzにしました。CD音源のものはアップコンバートしています。

 

また楽曲は

  • Music S.T.A.R.T!!/μ’s(CD-4.7LUFS/HR-6.7LUFS)
  • white forces -IS3 edition-/fripSide(CD-7.2LUFS/HR-7.4LUFS)
  • 星屑のインターリュード/fhána(CD-7.8LUFS/HR-8.1LUFS)
  • 夢想歌/Suara(aac-14.6LUFS/HR-14.6LUFS)

を用意しました。

夢想歌だけはCD音源をもってなかったのでAACと比較しました。

 

再生環境

 

PC(AIMP)→自作USBケーブル→RME Fireface UFX→自作オーディオケーブル→GENELEC8020

となっております。

 

UFXについてはスタジオ標準のコンバーターであるHD i/oより音がいいといわれていたり

8020に関してはスタジオ標準のメーカーであるGENELECのニアフィールドモニターであり

一応スタジオクラスの機材は揃えているのでそれなりに違いは分かるのではないかと思います。

 

吸音とかはあんまりできてないので機材だけは一応それっぽいものを用意しました。

 

聞き比べてみた。

 

Music S.T.A.R.T!!/μ’s

 

ラブライブ!の曲といえば音質が糞なことで有名ですが、特にこのMUSIC STARTはゴミです。

この曲を聴いて音質が悪いと感じなければハイレゾ音源なんて買わなくていいし音質にこだわらなくていいと思います。

 

どう悪いかというとまず、0サビですが、音数が少ないはずの場面なのに妙な圧迫感があります。

あと全体的に抑揚というものが感じられません。終始圧迫感があり聞いてられません。これをフルで聞いていられる人はよっぽどのMか耳がもうすでにやられている人だと思います。

 

CDとハイレゾ音源の違いですが、この曲はマスタリングの時点でのEQがちがうのでしょう、ハイレゾの方が可聴域の高域がキレイにでています。

これはアイホンにアイホン付属のイヤホンでもわかるレベルかと思います。

 

しかしこれ以上の違いは感じられません。ラブライブ!はハイレゾでも音質が糞です。覚えておきましょう。

 

white forces -IS3 edition-/fripSide

 

4打ち曲なのに低音がスッカスカ、バランスがわるい、見通しがわるい、そもそも曲が微妙等、イェッタイガーされなかったら存在価値のない曲です。

ハイレゾとの聞き比べですが、特に違いは感じませんでした。ハイレゾ買う意味はないです。

 

ちなみにfripSideはLUFSがラブライブと比較して低いのになんでこんな音が悪いのかというとfripSideは音が静かになる部分が多く(white forcesだと0サビAメロ前半落ちサビ等)平均的には数値だけ見ると低く感じますが、サビとかは余裕で-5くらいまであがるので(ラブライブ!よりましですが)かなりマキシマイズされています。

 

 

 

星屑のインターリュード/fhána

 

ランティスにしてはマキシマイズからくる音質の悪さはありませんが、気になるのはバランスの悪さと分離の悪さです。

音が少ないパートはいいのですが、サビとかイントロ部分はごちゃごちゃした印象から逃れられません。

 

ハイレゾとCDの違いですが、かすかに奥行きにハイレゾのがあります。

イヤホンヘッドホンからくる頭内定位だとこの違いはわからないかもしれませんし、ポラシーボの可能性が高いです。

 

 

夢想歌/Suara

 

音数が少ないのに物足りなさなど無く、バランス見通し等もアニソンではトップレベルの良さでしょう。

1曲目のMusic S.T.A.R.T!!と比較してもらえば一目瞭然、この曲の立体さや音が増えたときの盛り上がりがわかりやすいでしょう。

 

ちなみにハイレゾとの違いはより立体的に感じるくらいです。ハイレゾの方がよい感じがしますが、AACでも不満は全くないです。

 

ハイレゾ音源の種類

 

ハイレゾ音源には大まかに2種類あり、PCM方式とDSD方式があります。

今回用意したのはすべてPCM方式のものです。

難しい話は避けるとPCM方式は通常のCDがこの方式なので、特別な環境を必要としません(もちろんソフト・ハードともにハイレゾ対応でないと意味ありませんが)

 

DSDというのはちょっと難しい方式を採用しており、DSDネイティブ再生対応ソフト・機器でないと上記のPCMに変換しての再生となります。

PCMとはいろいろ違うのでハイレゾで違いを求める人はこちらのDSD方式の音源がよいでしょう。

 

4曲目の夢想歌をはじめsuaraの楽曲はDSD音源が豊富でかつ、他のハイレゾより安いことがおおいので音質派のアニメオタクはsuaraを聴くといいです。

 

そもそも音の良しあしとは

 

単にサンプリングレートを上げただけで音がよくなればいいのですが、今回の記事でなんとなくわかったと思いますが、

サンプリングレートで変わる音質は微々たるものでもともとの音源(録音時・編集時)の音がよくないとサンプリングレート上げたところでゴミ音質のままなんです。

ラブライブ!とかラブライブ!とかラブオイル!とか

 

 

基本的には

  • ワイドレンジ(横にも縦にも音量も)
  • 奥行き感
  • 楽器ごとの分離の良さ
  • 曲全体の意図していない歪

あたりを意識して聞くといいんじゃないかと思いますがこれだけではない違う要素があるのも事実です。

 

またややこしいことに生音だから音質がいい、打ち込みだから音質がわるいというわけでもなく、最近の楽曲ではドラムベースが打ち込みなのが当たり前の世界ですし、

夢想歌だってドラムは打ち込みサウンドですし音質がいいという概念は謎が多いのです。

 

とりあえず、音がいい悪いを判断する能力がほしければいい音の曲をたくさん聞くといいです。

ちなみに音質派を名乗っている私はそういった音楽に触れていないので音質の良しあしとか正直わかりませんが(笑)

 

折角なのでてようつべではありますが世間的に音質がよいって言われそうなサブカルチャー楽曲を張っておきます。

アニソンは無いです()

 

 

 

 

さいごに

 

現代のアニソン楽曲に音質を求めたいのなら劇伴のオタクになるのがいいですよ!!!!

というくらい全体的に音が悪いです。

というのも聞いた話ですが、アニメオタクは斜に構えてる人が多いので音をああいう質感にしていわゆるJ-POP的な楽曲と一線を引きたくてこうしてるとかしてないとか。

アニソン業界の上の方々たちが考え方を変えて全体的に良い方向にもっていってくれると嬉しいです。