低予算でも大丈夫!アイドル運営が最強の楽曲を生み出すための依頼術

どうも。
予算が取れないアイドルや、完全セルフプロデュースアイドルは私のような地底作曲家に楽曲作成を依頼することが多くあるかもしれません。
しかし、彼らが理想的かつオリジナリティあふれる楽曲を出すことはあまりないでしょう。
例えば夜明けbrand new days、初恋サイダーや走れ!のパクリのような曲は地下には無限に存在し、僕はそれを「リファレンスが透ける曲」といい批判しています。
しかし、地底作曲家に依頼する場合でも、この記事を読んでから依頼すれば最強の楽曲を作ることも夢ではありません。
具体的にどのような依頼をすればいいのか記述していきます。
地底作曲家と人気作曲家の違い
ぶっちゃけそんなもんは知らん。が、
おそらく人気作曲家は、抽象的な依頼やイメージを的確に捉え、想像力を駆使して最高の楽曲を生み出すことができます。
しかし、地底作曲家は必ずしもそれが得意ではありません。そのため、リファレンスに頼りすぎてしまい、結果的にオリジナリティのない楽曲になってしまうのです。
この記事ではそんな彼らにどのように依頼すれば、リファレンスが透けない曲ができるかを紹介します。
楽曲依頼するときにしてはいけないこと
これは大きく3つです
リファレンスだけ送る
リファレンスだけ送って「この曲っぽくつくってください!」は一番いけません。
パクリしか出てきません。よくない。
せめてどんなイメージの曲を作りたいのか文言を添えましょう。
別ベクトルのリファレンスを複数送る
例えば「手羽先センセーションのような曲を作りたい!」つってニコピと刹那ストリングスを合わせて送ってはいけません。これも一番よくない。
この二曲は方向性がちがうため、どのような曲を作りたいのかわからず迷走してしまうこと間違えなしです。
作りたい曲を作ってください
これが一番ダメ。僕なら迷わず奇数変拍子をたくさん入れ始める。
し、一般作曲家は知りませんが、僕は作りたい曲とか無いです。
し、ギャンブル的でよくない。
リテイク無限にやるよつってる作家も本当はリテイクなんかしたくないんです。
作りたい曲のイメージを固め、作家の工数を減らすことは長期的な関係性にもつながります。
楽曲を依頼するときにすべきこと
こんなの1つしかありません。
楽曲を言語化する
リファレンスを送る必要がないぐらい言語化してください。
たとえば耳が聞こえない作曲家(笑)の佐村河内さんはこのような依頼書を送っています。

- 楽曲のテーマ
- 「祈り」「受難」「混沌」「啓示」など具体的
- 条件
- 具体的に10個も記してある
- 情報
- 演奏時間、テンポ、強弱、表現方法、調性など具体的
明確かつ具体的にゴーストライターに指示しています。
ここまでやれとは言いませんが、理想的な楽曲をつくるのには言語化することが必須であることがわかります。
といってもどのように言語化すればいいのかわからないと思うので、言語化のためのチートシートを提示します。
楽曲依頼のためのチートシート
- 楽曲のBPM、ビート(8ビート、16ビートなど)
- 長さ
- テーマ
- 構成(1in→1A→1B→1C→2inのような)
- 構成に対してそれぞれの雰囲気、感情、表現
- 構成に対してそれぞれの尺
上記6項目言語化し、3曲以上のリファレンスを送りましょう。
それぞれ解説します。
楽曲のBPM、ビート
BPMはわかりやすですね。
目安として
- only my railgun→140前後
- UNISONIA→160前後
- 君の知らない物語→165前後
- コネクト→175前後
- 初恋サイダー→185前後
- Shout→195前後
- Chula全般→200前後
です。
で問題のビートですが、上記の表からUNISONIAと君の知らない物語をピックアップすると一見UNISONIAのほうが疾走感を感じますが、実は君の知らない物語のほうがBPMがはやいです。
これがビートで厳密にいうと違いますが、1小節を8区切りでみると8ビート、16区切りで見ると16ビートです。
理解できなかったらBPMだけでもいいですが、この概念を理解することにより、理想的な曲につながるので、叩き込みましょう。
長さ
ながさ
テーマ
これは純粋にテーマです。
が、これも具体的にする必要があります。
たとえば”恋”だと抽象的すぎるので、5W1Hで表現します。
- When:学生時代
- Where:教室の片隅で
- Who:JKが
- What:恋をした
- Why:普段みない表情を見かけて
- How:胸が苦しくなった/心がつかまれた
とかでしょうか。
構成
イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→ギターソロ→Dメロ→落ちサビ→ラスサビ→アウトロとかです。
ミョーホントゥスケしたいならイントロ二段構成とかを指示する必要がありますね。
構成に対してそれぞれの雰囲気、感情、表現
たとえばWake Up,Girls!のタチアガレや少女交響曲はイントロ、A、Bは暗いがサビは明るい雰囲気がありますよね。
SKEの48パレオはエメラルドはイントロとAメロは明るいが、Bメロでドラムパターンが変わって速度感が変わり、雰囲気もちょっと暗めになり、サビは一変、力強い印象をもちます。
このように楽曲は楽曲内でも雰囲気や感情や表現方法がいろいろちりばめられています。
これをひとつづつ指示することにより、より理想的な楽曲に近づくでしょう。
構成に対してそれぞれの尺
例えばイントロを2段構成にしても尺が4小節+4小節ではミョーホントゥスケできません。
ミョーホンドライバーしたいなら1段目は10小説である必要があります。
そのため、それぞれ尺の希望があれば指示します。
尺よくわからないって人は僕のブログのmixの記事にはだいたい何小節か書いてあるので、該当のページを見せればokです。
とくに以下のページではmixのリズム譜面を載せているので、音楽家にも伝わりやすいでしょう。
リファレンスの選び方
3つ以上あるのがベストですが、せめて2曲は送りましょう。
1曲では作曲家が曲解する可能性があります。
そのため複数送る必要がありますが、2曲だけだと解釈のベクトルに選択肢が生まれます。
そのため3曲以上がベストです。これだとベクトルが固定化されやすく良いです。

もちろん前術のとおり、曲調や雰囲気が乖離している楽曲を複数送ってはいけません。
まとめ
地底作曲家に依頼する場合でも、楽曲のイメージを具体的に言語化し、明確な指示を出すことで、リファレンスにとらわれない、オリジナリティあふれる楽曲を生み出すことが可能です。この記事で紹介したチートシートを活用し、理想の楽曲制作を実現しましょう。
また音質派は楽曲制作依頼を承っています。よかったら依頼してください。
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