Wake Up, Girls!FINAL LIVE ~想い出のパレード~を終えて

どうも

やっとWUG SSAについて書く時間を見つけたので一筆書きますが、この記事には一部、読者を不快・不安な気持ちにさせるような記述があるかもしれませんが、ご了承いただいた上で読んでほしいです。

 

Wake Up,Girls!の原点

まずは以下に目を通してもらいたい

[山本寛監督 コメント] 

「そもそも『なぜいまアイドルアニメなのか?』とかいう大上段的なテーマを念頭に置いて企画したつもりはありません。
『俺もアイドルやりたいなぁ』と思っただけです(笑)。

ただひとつ言えることは、東日本大震災が企画のきっかけになっているということです。
東北に対して何かしたい、そう思った時に、湿っぽくならず明るいことがしたいなぁと。

それとイベント性ですね。東北でライブや握手会ができれば、東北の方々を直接元気にできるのではないかと。アイドルは今空前のブームですが、それは震災後の日本を一番励ますことの出来た職種だからではないか、と考えます。

引用元:アニメ!アニメ!

 

そう、WUGは3.11がきっかけでそれの復興の手助けとなるように制作されたアニメだったことを思い出してほしいです。

 

しかし

 

WUG終了後のオタクの感想は「楽しかった」「エモかった」「伝説のユニットになった」とか言う感想がとても多かったです。
そういった感想が悪いわけではありません。
しかし、WUGを「楽しかった」だけで終わらせてはいけないと私は思います。

 

東北の現状を見てきた

先日私は南三陸、気仙沼、陸前高田の3か所に行ってきました。

 

現状3か所とも復興が進んでおり、普通に生活する分には問題が無いように見えました。

しかし、以前の"復興ブーム"の頃とは違い、観光客の足は減っており盛り上がっているか?と聞かれると素直にうなずくことができない現状です。

 

画像集

↑南三陸の海辺の商店街に作られた高台

高台の頂上は海抜20mであり、当時津波が来た高さとおなじらしい

 

↑気仙沼の東日本大震災遺構・伝承館という施設の屋上から撮影した写真です。

ここは気仙沼向洋高校の旧校舎の跡地に作られた東日本大震災のに関する展示がされている施設ある。(津波は4階の高さまで来たそうです)

 

また、旧校舎は被災した状態で保存されており、津波の恐ろしさが窺える

 

以下は陸前高田のかの有名な奇跡の一本松の画像です

陸前高田では土地の整備を優先し、ベルトコンベアを設置し山から切り崩した土砂等で土地を整備するなど、話題性に富んだ復興を進めていて住居地域の整備はほぼほぼ完了しているが、震災当時高台などに引っ越しした人々はそちらで生活基盤ができてしまった人も多く、海周辺に戻りたくても戻れないなどの2次的な問題が発生してるそうです。

 

現地の人の話

運よく、現地の人の話を伺うことができたので一部書きます。(wugの話は関係ないです)

 

役所で働くおっさん

彼が住む南三陸では過去も津波の被害が何度かあり、災害時のマニュアルがしっかりつくられており、このおっさんは地震時に水門を閉じる係を任されていたという。

地震後に彼は海辺の水門に向かったところ、津波に巻き込まれてしまったそうです。

車に乗った状態で巻き込まれたせいで閉じ込められてしまったそうで、車の中で生を諦めたが、少しずつ浸水してくる水を足に感じた瞬間に「死にたくない」と思ったらしく、リアガラスを火事場のクソ力で突き破り脱出。
そこらへんに浮いている廃材を移動しているうちに、一本の電線にたどり着き、それを腕や体に巻き付けて津波が引くまで耐えたらしいです。
その後、高台に上り夜は焚火で体を温めやり過ごしたと言う。

夜は寝ようにも寝れず、日が昇り彼が見た景色は"津波に流された何もない町"であり、絶望を感じたそうです。

 

ここでタチアガレ!の歌詞を見てみましょう。

Wake Up! 眩しい日差し浴びて
胸の希望が君と重なる.
Stand Up! 明けない夜はないから
明日の笑顔 信じるんだ
輝きたい my only one.

引用元:うたまっぷ

 

一見、「力を合わせて」「希望をもって」という明るい前向きな歌詞に見えます。ですがそれは中長期的に見たときの話でしょう。

この曲を短期間で見てしまうと

「夜が明けても絶望を感じた」

という面があることを胸に留めたうえでこの曲と向き合わないといけないのかもしれません。

 

JK

高校卒業前のJKとお話をしました。
あの震災が8年前とすると当時10歳のことでしょう。

地震により家が流されてしまったため、市民ホール的なところで寝泊まりしたと言っていました。
私、「あそこのホールで段ボール敷いて寝てた~ww」
笑い話のように言ってましたが、なんも不自由しない現代の日本で10歳の女の子が段ボールを敷いて寝ていたという現実を窺い顔面を殴られるような痛みを感じました。
また、食料はくるものの偏りが激しく、一週間イチゴホイップサンドが続いたこともあったらしく、なかなか考えるものがあります。

 

人の気持は理解できない

上記の役場のおっさんは小規模の講演会で伺ったのですが、近くに座っていた現地の高校生ぐらいの男子が泣きながら話を聞いていて、こうやって何人ものの被災者の話を聞いてても理解度は一定で止まってしまうことを改めて感じました。
良く「人の気持ちを考えろ」という人がいますが、そうではないと思います。人の気持ちは考えたところで理解できないのです。多くの人々は私を含め震災を体験していないでしょう。それを言葉という不完全なツールで共有したところで、伝わり方なんてたかが知れてます。

だからこそ、「気持ちを考える」ではなく「気持ちを受け止める」ことが必要なのだと思います。

 

ヤマカン

 

WUGをヤマカンから奪取した運営陣への当てつけのように取れる記事ですが、彼が彼なりに被災地のへのことを考えて作っていたんだとも受け取れる記事です。

 

WUG SSAの感想

Wake Up, Girls!FINAL LIVE ~想い出のパレード~ Fact_M_Qの感想 Eventernote イベンターノート

 

おわりに

今後もワグナーさんは聖地巡礼とかで仙台を訪れるかもしれませんが、WUGは仙台を中心とした東北を盛り上げるために組まれたプロジェクトというのを念頭に置いて、ついでに南三陸とか陸前高田とかに足を延ばしてお金を落としてきてください。