音質が良いスピーカーの選び方【1万円以下編】

DTM、音響、音楽関連

どうも

どのようなスピーカーがコストパフォーマンスが良いかを説明したいと思います。

 

はじめに

  1. この記事ではアクティブスピーカー(アンプ付きスピーカー)の話をします
  2. 私は1万円以下のスピーカーを所持していないのとこの記事で紹介するスピーカーは実際に試聴しないで紹介します。
  3. あくまで「こういった特徴だとコスパがいい」というのを紹介しますので音も聞かずにネットで注文して「音が悪かった〇ね」とか言ってくるのはやめてください。オタクのそういう所は嫌いです。

 

ドライバー数

スピーカーはドライバー(ユニット)が1つのものからたくさんついているものがあります。mixは関係ありません。

 

結論から言うとドライバーは1つのものが良いです。

 

理由の前に主なドライバーの役割を説明をします。

  • ツイーター(HFドライバー):高域担当です
  • スコーカー(MFドライバー):中域担当です
  • ウーファー(LFドライバー):低域担当です

また、ドライバーの個数でスピーカーの呼び方がついてます。

  • 1個→フルレンジスピーカー
  • 2個以上→〇wayスピーカー(〇にはドライバーの数が入る)

そして大事なのは2way以上になるとアンプとドライバーの間にクロスオーバーという回路が必要になる点です。

 

2way以上のものだと設計段階でドライバーとクロスオーバーのコストがかかるのでその他の重要な回路等にコストを回せず、安かろう悪かろうになってしまいます。

 

実際8千円のスピーカーを分解したときにクロスオーバー回路がお粗末というかツイーターにコンデンサー一つかませだだけのなんちゃってクロスオーバーでした。僕の手もちのフルレンジのラジカセの方が音ははるかに良かったです。

 

エンクロージャーの形状

エンクロージャーというのはいわゆるスピーカーの箱のことで、こちらも結論から言うと「パッシブラジエーター型」がコスパに優れた形といえます。

 

エンクロージャーの形状は簡単に分類すると2種類

  • 密閉型
  • バスレフ型

とあり、その中間をとったのがパッシブラジエーター型です。

密閉型というのは穴がない箱にドライバーを取り付けただけのもので、バスレフ型というのは箱に穴をあけてドライバーの反対方向に向かう音を外に出して低域を増強しようというものです。

しかしバスレフ型は反対方向に向かう音を取り出すため、うまく設計しないと逆相の音バスレフポートからでてきます。つまりスッカスカな音になってしまいます。

↓こんな感じ

パッシブラジエーターというのはバスレフの穴に膜を張り、膜を振動させ低域を増強させる形式で、穴にある膜を中継するので正相にもどり、元の音とキレイ混ざり合って低域を増強させることが可能です。

パッシブラジエーターを使えば内部構造の設計の予算を大幅に削減することが可能になり、他の部分に予算を充てることができるためコスパがよくなります。

 

上記の条件を満たす安価なスピーカー

 

ぱっと調べた感じこの2点が見つかりました。

オラソニックさんのこの卵型のスピーカーは聞いたことないけど音響物理学的にとても音のよさそうな形をしていて個人的に欲しいですね。

 

さいごに

お金を出せるのなら2way以上のスピーカーもいい音でなるのですが、こういった低価格帯ですとどうしてもいろいろな制約があるので、フルレンジでパッシブラジエーターのものを選ぶといいよという話でした。

ちなみに個人的に音が良いエンクロージャーの形状はトランスミッションライン型という特殊なもので自分も愛用していますが、密閉型の低域のクリアさとバスレフのような低域の伸びを兼ね備えた最強なエンクロージャーです。

お金が出せる人はご検討してはいかがでしょうか

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