音楽への感性を破壊する方法
謎なブログタイトルですが、この記事では現状のワテクシの音楽趣味が完成するまでの思い出話、過去に好んで聞いていた曲とかの紹介、いわゆるオタク特有の唐突な自分語りをします。
この記事を書くに至った経緯としては、地下アイドルに無銭ガッツキしたときに音質派と名乗ったら「楽屋で「音質派さんは沸き曲がすきだからどうのこうの」って声優が言ってたで」って教えてくれたんですが、沸き曲が好きって思われているのいやすぎるなと思い、それを訂正する気持ちでこれを書きます。
断言するんですが、沸き曲が好きなだけなら脳死でフリークに通っています。
おそらくこの記事を書くことにより俺の「ただの地下アイドルには通いたくない」「かといって事前に抽選投げたりしてアニソン現場にも行きたくない」「せや、地下アイドルの対バンに出る声優現場に通えばいいんだ」という独自の思考にいたった理由の原因の解明ができるのではないかと思いつつ、筆を進めていこうと思います。
クソガキ時代
好きな音楽とかなかったです。
流行りに敏感とかもなかったしなんも記憶にないけど親父の影響でモー娘とかきいてた気がする。お前が諸悪の根源かもしれんな
まあ一般J-POPとかも親父の車の中で聞いてた。のでクソガキ時代に聞いた曲とかは曲名やアーティストわからんくても聞いたらわかるみたいの多いかも。しらんけど。
小学生中期~中学
僕はアニメ・オタクとして覚醒し、見てるアニメのOP、EDを聞くようになった。
その中でも一番印象的なのはEREMENTAR GERADですね。
OPEDもさることながら挿入歌のeverlasting songは名曲中の名曲だし、劇伴が良い。
今思い返すと梶浦由記って名前を知ったのもそこでクレジット派としての片鱗を見せ始めた。
そしてとらドラを見てしまったがばかりに運命がうごきだす。
高校時代
高校生になりとらドラの声優に興味を持った。喜多村英梨、堀江由衣、釘宮理恵。
喜多村英梨の顔を見たときはあまりにも好きな顔過ぎてガチ恋しましたね。アレが人生で初めてのガチ恋。
で、喜多村英梨と堀江由衣はアーティスト活動をしていたので曲をかたっぱしから聞いたけど、まあ良いものが多く、アニソンしかかたんな期に入った。
らせん
とくに一番気に入ったのは瀬戸の花嫁のキャラソンのらせん
ベースのフレーズとハイハットの刻みで静かに始まり、途中でギターが重なりドラムが激しくなり、そしてあのくっせえイントロ、なにもかもがかっこよくて興奮した。こんなにカッコイイ曲があるのかと。
いま改めて聞くとドラムの音をもう少しメタル感をだしてほしいなと要望もあったりするが、とにかく当時の俺はこの一曲で目覚めてしまった。
水樹奈々
声優を初めアニソンを聞きこんでいた時に水樹奈々で思ったことがあった。同じアーティストなのに好きな曲と好きじゃない曲の差が激しいなと。
で、いろいろ調べたら好きな曲の大半には(Elements Garden)と書いてあることに気づいた。つまり、曲の良しあしはアーティストではなく作曲家で決まることが多いんだとこの時気づいてしまった。こうして俺はクレジット派として覚醒した。(いうてクレジットで曲を選んでたわけではなく、聞いていいじゃんてなったらクレジットを調べてた。)ちなみに1番好きな曲は作詞Hibiki,作曲陶山隼,編曲陶山隼,ストリングスアレンジ陶山隼,桑野聖ストリングスなので浅いです。
どうでもいい補足をすると曲の良しあしは作曲家の比重は多いけどいろんな変数があるんで、みんなで頑張っていい曲をつくってんだよというのが今の僕の感想です。
ボカロ
当時から斜に構えている異常者だったので有名な曲は知りませんが、mayaさんってボカロPがいます。正確にはスタジオミュージシャンやら、アイドルの作曲家などを最近はされています。
音楽畑の人で、バズった曲(殿堂入りとかいってたっけ?)もあるのでボカロ詳しい人なら知っている人も多いんじゃないかなと思います。
彼はの曲に大はまりしてしまったんですね。
この曲で彼の存在を知ったのですが、力強いオケに溶け込む切ないメロディーとかっこいいだけじゃないギターフレーズに本当に横転してしまってそれ以来彼のファンです。
彼の曲でオタクが好きそうな曲はっておきます
fripSide
これも重要度が高い
俺が打ち込みを始めたのはfripSideのせいといっても過言ではない。ちょっと話をもどるとmayaさんはfripSideでギターを弾いたりもしていたのでこの界隈からの影響度は高い。
特に1期が刺さりまくり、OMRの八木沼サウンドが確立する前までのいろんなサポートメンバーと協力してつくってる感じとサウンドが好き。2期以降も好きだけど1期はいろんな顔がみれて本当にあ~~~~^ってなる。
志倉千代丸の曲も好きですが、特別思い入れとかはないです。あの曲名出すと通ぶれるんですよね。
SIAM SHADE
友人がすすめてくれたバンドで、まあ今日あげた中で水樹奈々の次ぐらいに有名かと思うんですが、当時は流行ってるバンドとか特に死ぬほどハマるとかはなかったですよ、ワンオクとか流行ってたじゃないですか(いまも流行ってるか)、斜すぎてそういうの受け付けなかったんですが、僕はSIAM SHADEだけはすんなり入ってきたというか、その実質親戚のX JAPANとかLuna seaとか特にハマらなかったんですが、SIAM SHADEだけはずっぽりはまっちゃった。(JDAもいける口です)
特に2枚目と6枚目のアルバムが良い。
プログレッシブロックの雰囲気をうまく日本イッパソでも楽しめるように落とし込んでいてとても良い。全員演奏上手いし、シングル曲もメロティは平成初期j-popって感じだけどちゃんと聞くと楽器隊変体だなあって感じがしてとてもよい。
また復活ライブしたら定価払っても見に行きたい。
あと他にも好きなバンドいたんだけど、さっき調べたら自然消滅寸前になってた(寸前なのがミソ)
この時代まとめ
タイトル回収てきなことを書くと、とりあえずらせんのギターに脳が破壊されてギター主体の音楽が好きでしたね、fripSideもああ見えてギターが主体なアーティストなのでそういうことです。
その後~地下落ちまで
SIAM SHADEから派生してプログレとか聞いてました
いま思うとなんもおもんなけどね、一曲10分20分でそんななかで一瞬だけあるうおおおおお!!!!!ってなるフレーズを探す旅みたいな修行僧向けのジャンルだよ。
結局僕は一般日本人と同じような感性にちょっとした楽曲派(笑)的要素が混ざった感じが好きなんかもしれない。
いろいろきいが気がするけどなんも覚えてない。豚貴族憧れ系なのでイングウェイマルムスティーンとかは印象ある。ちなみに僕はギター弾けません。
ただ、音楽に関し得て覚えたのはコールの楽しさ
地下に落ちるまではmixの存在とか知らんかったけど、アニソンのライブに行ってふっふーふわふわはいせーのとかやるのすっげー楽しかった。ここで音楽への感性がまた一つ破壊された。音楽は聞くだけではなく、それを通じていろんな楽しみ方があることを知った。
ただ、ただ脳死ソングで沸くことを覚える前でも言の葉青葉みたいなバラードは聞くのきつかったね。あれは座って酒飲んで「わぐちゃんさいこうだ~!!!!!」って絶叫しながらじゃないと当時から聞けなかった。18切符で仙台いった時なんか言の葉青葉から終演後まで寝たことがある。
地下落ち前半
i☆RisやA応Pでmixを覚えてからは徐々に感性が破壊されて行ってしまい、音楽そのものの良さというよりは音楽の強さという指標が脳内に形成されてしまった。
とどめの一撃でとってもサファリ、もう帰ってこれません。明るくて騒がしいだけの曲、こんなんすきになっちゃうなんて高校時代の僕からすると考えられませんでした。ESDに俺の音楽の感性を完全に破壊された。まあでも唯一の救いはESD名義で一番好きな曲はPromise youと胸を張って言えることなんかな。
地下落ち後半
沸き曲へやアイドルソングへを受け入れられる回路ができたものの、それなりに通えたアイドルグループってあんまないですね。メガメガミとかも多分1年も通ってないし、短いと1か月で他界したアイドルとかあった。というか、ESD解散してから1年以上通えた現場が無い。通おうと思えた現場はあったが解散したりそんな感じです。
そして何よりBPMモリモリ、四つ打ち、イントロのsupersaw系のシンセリード、ああいのばっか聞いてるとなんか飽きちゃうんだよね。確かに沸けるし楽しいけど、それだけなんですよね。
俺がフリーク系に通わない理由もおおむねそれ。フリークの曲はメロディやリズムや尺が違うだけで全部同じ曲。でもやっぱそんな有象無象の中でも人気曲はあるので、そういう曲はちゃんと音楽的にも良いって面があるのかもしれません。
が、ポポロコネクトと出会ってからは自分がアニメ・声優オタクであることを再認識し、声優現場にこだわるようになってしまったのでそういった曲ばっかの現場には通えなくなってしまった。
曲が独特だがとてもよく、ノリやすいテンポでなおかつ尺がよういされている。こういうのでいいんだよ。聞くための音楽としても良く、遊ぶための音楽としても良い、こういうバランスの取れている楽曲が好きかもしれない。最近脳が遊び側に偏りすぎてて、音楽としてよいかの判断ができてない可能性はあるが。
地下落ち後半で最もよかった曲
いい感じ感じのテンポと0サビでの入りで王道感を感じさせるも、ギター主体のカッコイイフレーズやところどころ見せる変態的なリズムで魅了する。SIAM SHADEとプログレを聞きまくったせいで構築された変なリズム好き好き回路のせいでこの曲で焼肉よりご飯食える。俺のために作られたといっても過言ではない曲。
まとめ1
僕は上記であげたプログレとか大して好きじゃないし、ラップ主体の音楽(レゲエヒップホップ)とか自分から進んで聞こうとは思えなんだけど、好きな人は脳内にそういうのが好きな回路が作られてるんだと思う。
オタクも一緒でオタクは曲を「強さ」という指標で判別するようになり、一見しょうもない音楽(いわゆる沸き曲)でも楽しめる回路がつくられたんだと思う。
女を見に来たらだんだん脳が破壊されて行って新しい回路が生成されてしまったって人多いんじゃないでしょうか。
地下アイドルの地下アイドルらしい曲を楽しめる人はこの回路が脳内にできています(断言)
タイトルでは破壊されたみたなこと言ってますが、音楽の好みっていうのはいかに回路を作るかっていう部分にあると思います。
われわれ日本人がJ-POPを好きなのはガキの頃からTVで聞かされまくって半強制的にJ-POP好き好き回路が生成されてしまったからだと推測します。
そういったシーンに所謂沸き曲見たいのがたくさん露出されればもっと近い将来沸き曲が一般化する未来もあるかもね。まあTVオワコンだしそれはないか。
指原、4組目つくるときは全曲フリークの脳死ソングみたいな曲にしろよな
まとめ2(俺が声豚じゃなかったら通ってた地下アイドル)
俺はただの地下アイドルには通うことは無いでしょう。まあちょっとだけ噓ですが、基本的には無いです。
が、通っても良いと思える(思ってたが解散した)地下アイドルは割とあるので上げていきます。いわゆる"沸き曲"がおおいグループではないと思います。
さっきの女の子、
IDOLATER
ノルウェージャンフォレストガール
群青の世界
あとがき
ここまで読んだ方はまずありがとうございます。記事によっては読みやすさを重視して推敲して手直しすることがあるんですが、そういうのもない上にオタク特有の自分が足りしかないのできつかったと思います。
そんなあなたにあとがきで言いたいのは、音楽、ぶっちゃけなんでもいいです。ここまで書いてきた要素は確かに僕が好きな音楽を形成するのは間違えないですが、音楽ってのは気分で変わるんで正確な指標はないです。たまにアイドル現場で「この曲こんなよわかったっけ」「この曲こんな強かったっけ」っていうの日常です。
アイドルの楽曲で一番大事なのはオタクが気持ちよく音楽を聴けるようにする現場づくりだと思います。気持ちよく現場に通わせてください!以上です。