「レス(ファンサ)」とは?~在宅でもわかるアイドル・声優現場用語入門~
アイドル現場は楽しいけど難しい用語が多いな…
レス?ファンサ?なにそれ
俺がいつもアイドルからもらってるやつだよ!
「レス(ファンサ)」という言葉を知らないと、アイドル現場でのコミュニケーションについて理解するのは難しいかもしれません。特に、地下アイドルから大手アイドルまで幅広く使われる「レス」という言葉には、その種類や意味、レスをもらうために必要なポイントなど、知っておくべき情報がたくさんあります。そこで今回は、「レス」という言葉について、基本的な知識から応用的なテクニックまで、解説していきたいと思います。
レス(ファンサ)とは?
「レス」とは、アイドルがコンサートなどでファンに向けて行うファンサービスの一つです。具体的には、アイドルや声優が観客に指をさしたり手を振ったりすることなどが挙げられます。
「レス」とは、「レスポンス」の略語であり、アイドルや声優への声援に対する「レスポンス」という意味で、その略語して地下アイドルで広まりました。
規模が大きい現場では「ファンサ」ということばが使われることが多いです。
とくに夏川椎菜が歌唱するHoneyWorksの「ファンサ」という楽曲がリリースされてからは「ファンサ」という言葉の方が主流になったように感じます。
レス(ファンサ)の種類と意味
目を合わす
演者が目を合わせてくれることもレスの一つです。
が、しかしこれはほとんどの場合勘違いであるといえます。
そもそも観客がたくさんいる場合はその1編を見ているだけで自分に向けられれた視線か判断することは難しいからです。
また、ホロウマスク錯視という錯覚があります。
これは、くぼみ(凹)がふくらんだ(凸)ように見えるという目の錯覚で、人間の目の持つ特性が関係しています。
具体的には、両眼で見た映像が脳で合成され、立体視が可能になっています。
そのため演者が動いてる場合はこちらを見続けているかのように感じられるというものです。
勘違いだとしても嬉しいことに変わりはありません。特に大規模現場で「あの時目が合ったね」といった確認をすることがほぼできないので、幸せを幸せのまま終わらすことができます。いいね。
手を振る
演者がファンに対して手を振ることです。
指をさす
例えば「君だ」という歌詞で指をさす振り付けがあるとします。そういった振り付けで特定のファンを指されるのは最上級のレス(ファンサ)かもしれません。
また振り付けに関係なく指をさすこともあります。
固定レス
固定レスとは2種類あります。
例えばサビに「君だ」という歌詞で指をさす振り付けがある曲で、1サビの指差しだけは音質派さんだけにするという、レスする相手が固定されているレスのことを言います。
もう一つは、特定の相手に私信的な意味合いで決まったポーズをしたりすることです。
たとえばこういうの
名前を呼ぶ
地底アイドルや1000歩譲って地下アイドルならMCとかであるかもしれませんね。というかMC中に普通に話しかけてくるよあいつらは。
その他
振り付けに依存しますが、ハイタッチをしたりETをしたりレスの種類は無限大にあります。
レスをもらうために必要なポイント
レスをもらうためには現場によって方法が違います。
大規模現場
レスをもらうためには、アイドルの応援グッズを多数持っていることが有効です。アイドルが自分を見つけることができ、レスをもらう確率が上がるからです。
また推しの名前書いたうちわを自作していったり、フリップに伝えたいことを書いて掲げたりなどします。
が一番重要なのは推しメンに顔を覚えられていることです。
イベントは毎回参加するようにし、最前管理とまではいかないけどできるだけ前方のチケをとれるようにしましょう。
また、お渡し会など対面する機会があれば積極的にループしましょう。
小規模現場の場合
その演者の振り付けをフリコピしたり、ソロパートで推しジャンしたり、フリコピをする際には対象の演者の移動に合わせて左右に移動することも大事です。
なにより大事なのは現場にそれなりに通い、それなりに特典会に参加することです。地下アイドルの認知はそんなに難しくないのであまり重要なファクターではありません。
まとめ
地下アイドルから大手アイドルまで、レスはアイドル現場における大切な要素の一つです。しかし、レスをもらうために必要なのはただ応援グッズを持っていくだけではありません。アイドルを愛する気持ちや、周りのファンとのコミュニケーションを大切にし、楽しいアイドル現場を共有することが、最終的な目的であることを忘れてはいけません。